あとりえのぶ
イラストポエム集

「お空がつづくように」 
 
 
 

『お空がつづくように』 

お空が どこまでもつづくように

こころだって どこまでもつづくみたい 

だって 楽しいこと うれしいこと つらいこと

悲しいこと こわいこと

想像すれば どれもはてしなく

まるで お空みたいに 広がっていく
 

それなら おなじ お空みたいなら

春ちゃんは うれしいことを想像しよう

楽しいことを 想像しよう
 

ほらほら どんどん 幸せな気持ちになってきたよ

 

お空にひかる おひさまに つつまれているように 

ぽかぽかとあったかい 幸せの気持ちに つつまれてきたよ

 

もっともっと たのしいことで こころをいっぱいにしよう

つらいことが あかるいひかりで 見えなくなるくらい

もっともっと いーっぱい 幸せなことを 想像しよう。

 
 『おそとであそべる』
 
 

『 おそとであそべる 』

さむいのなんて気にしない

だって おそとで遊べるんだもの

よごれたって だいじょうぶ

だってだって やっとおそとで遊べるんだもの

だいすきなみんなと

やっと やーっと

おそとで遊べるんだもの

枯れ葉さんたちが

おいでおいで

いっしょに遊ぼうって楽しそう

くぬぎのおじいちゃんが

おかえり 

いっぱいがんばったねって

わらってる。

 
 
 
 
 『春ちゃんと木のおじいさん』
 
 
 

『春ちゃんと木のおじいさん』

春ちゃんは最後の外泊を終え、
二度目の移植へ向けて病院へ向かう途中、
大きなそれは立派な木のおじさんに会いに行きました。
「さあ、木のおじさんから頑張る力を分けてもらおうね」
パパにそう言われ、
春ちゃんは木のおじさんに手をふれました。
(春ちゃん、がんばれ…、春ちゃん、がんばれ…)
木のおじさんの優しくてあったかい声が
春ちゃんの耳に聞こえてきました。
うれしくなった春ちゃんは
「木さん、ありがとう、だーいすき」
木のおじさんに抱き着きました
(春ちゃん、がんばれ… 春ちゃん、がんばれ…)
春ちゃんはうれしそうにうなずくと
「おじさん、春ちゃん、
また必ずおじさんに会いに来るからね」
そういって優しい木のおじさんにバイバイをして、
病院へ向かう車に乗りました。

 これは「春ちゃんは元気です」絵本には
無い場面です、二度目の移植前、
じつはお参りへいきそこで立派な松の木を
みんなでさわりました。
春ちゃんは嬉しそうに太い松の木に抱き着いて
楽しそうにわらっていました^^…
退院した後も太い松の木に会いにいったときは、
みんなで「ありがとう」っていいながら
さわらせてもらっていましたが、
昨年、その時の松の木が枯れてしまいました。

伐採される前に、みんなで会いに
行こうと思います。

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